童心社『おコン草子』まるごと一冊描きました
2010.11.30 Tuesday
童心社発行の児童書『おコン草子』の装画・挿画のお仕事をしました。
著者は新進気鋭作家の齊藤飛鳥さん。
デビュー作なんです。
初々しいんです。
対象年齢は小学校高学年ですが大人が読んでも楽しめます。
また一見日本の民話風なのですが、ところどころに現代の感覚が
散りばめられていてとても読みやすいです。
*主なあらすじ*
キツネと人の間に生まれたおひげの女の子・おコンは、体は弱いが気は強い
長者さまの末息子・弥兵の命を救うため、一人旅立ちます。
目指す先は、おっかない化け物どもが出るイラズ山。
山にあるイラズ池のほとりにはえている〈なら梨〉の実を食べさせれば、
弥兵の命は助かると、ちょっとうっかり者な水神さまが教えてくれたのです。
大グモに大ムカデ、大イノシシに赤鬼、青鬼、さらには大ナマズまでやってきて……
はたして、おコンの運命は??。
手に汗にぎる冒険の結末はいかに!?
齊藤さんの瑞々しい文章に負けないように
カバーの絵も瑞々しくいつもより元気のある色使いにしました。
と言いつつもナツコ・ムーンテイストはしっかり盛り込んでおります。
言うなれば『明るめ和モダン』といったところでしょうか。
余談ですが、、
普段いわゆる名だたる”童画家さん”とお付き合いの多い童心社さんによると
童画テイストでない私への装画依頼は『冒険』だったのだそうです。
んんバクチ・・・?!いえいえ、、! 光栄極まりないことです。
目次の見開きと6つの章扉にも挿し絵を描いております。
かるた風のアレンジがまた小粋なんです。(もちろんデザイナーさんの仕業)
ここには載せませんのでぜひ現物でご確認くださいませ☆
デザインはカバー、本文共にジュン・キドコロ・デザインの城所潤さん。
なんと私の美大時代の同級生でした。
担当の編集さんが偶然引き合わせて下さった不思議なご縁でありました。
カバー全体を開いたところ
さすが絵本系の出版社童心社さん。カバーにクレジット入れて下さいました。
(小説は通常装画家の名前は奥付(巻末)か目次の終わりに掲載されるのです)
小学生のお子さんをお持ちの方、お孫さんのいらっしゃる方
そして装丁や挿画が気になったそこのあなた。
ぜひぜひご一読願います!
損はさせませんよ....!!
ご購入はこちらからドゾ☆
↓
童心社販売サイト
http://www.doshinsha.co.jp/search/info.php?isbn=9784494019502
他Amazonなど有名サイトでも取り扱っています。
あのぅウチのネコさん見る方向間違ってますよ〜・・・よかったらどうぞひとつあの、、。